SEO記事の書き方は検索意図が起点|キーワード選定からリライトまでの6手順

会社のブログやオウンドメディアの記事を任されたものの、狙った言葉で検索すると、上位には他社の記事ばかりが並んでいます。文章を読みやすく整えても、検索した人が知りたいことに答える構成になっていなければ、上位の記事と肩を並べるのは困難です。

Web集客ブックを運営する株式会社メリルは、2020年からYouTubeチャンネル『ウェブ職TV』で、SEOや記事の書き方を動画で発信しています。メリルの代表(なかじ)は、2022年に、記事の書き方をまとめた書籍『ブログライティングの教科書』を出版しました。

この記事では、キーワードの決め方から構成案・リード文(記事の冒頭の文章)・本文・公開後の改善まで、SEO記事の書き方を6つの手順に沿って解説します。記事を読めば、対策キーワードを決めてから公開後に記事を直すまでを、自分で進められるようになります。

SEO記事の書き方の要点は、検索意図(検索した人が知りたいこと)を起点に構成を決めて結論から答え、公開後も検索結果での反応を見て直し続けることです。

目次
  1. SEO記事は6つの手順で書く
  2. 手順1・2:書く前に対策キーワード・読者像・検索意図・ゴールを決める
    1. 対策キーワードを1つに決める
    2. 読者像を具体的に決める
    3. 検索意図を読み解く
    4. 読者の本当のゴールから記事のゴールを決める
  3. 手順3:タイトルを先に決めてから構成案を作る
    1. 記事のタイトルを本文より先に決める
    2. 検索意図に答える見出しを記事の前半に置く
    3. 見出しは内容を要約する言葉で書く
    4. 見出しごとに書く内容と情報源を書き出す
    5. 構成案ができたら上位記事と見比べる
  4. 手順4:本文は結論から書き、独自の情報と一次情報で裏付ける
    1. リード文は共感から結論までの順で書く
    2. 各見出しの最初の文で結論を書く
    3. 文を短くして専門用語には説明を添える
    4. 自社の経験やデータなど独自の情報を入れる
    5. 事実と数字は一次情報で確認する
    6. キーワードの詰め込みと文字数の水増しをしない
  5. 手順5・6:公開前に見直し、公開後は数字を見て直す
    1. meta descriptionで記事の要点を短く伝える
    2. 公開前に事実・表記・リンク・著者情報を見直す
    3. 公開後は検索結果での表示回数とクリック数を確認する
    4. 反応が弱い記事は原因に合わせてリライトする
  6. SEO記事は検索意図を起点にした書き方で仕上げ、公開後も反応を見て直しましょう

SEO記事は6つの手順で書く

SEO記事を書く6つの手順。対策キーワードを1つに決める、読者像・検索意図・ゴールを決める、タイトルを決めて構成案を作る、リード文と本文を書く、meta descriptionを書いて見直す、公開後は反応を見て記事を直す

SEO記事を書く手順は、次の6つです。

  1. 対策キーワードを1つに決める
  2. 読者像を決め、検索意図と記事のゴールを考える
  3. タイトルを決め、見出しを並べて構成案を作る
  4. 構成案に沿って、リード文と本文を書く
  5. meta description(検索結果の説明文の候補になる要約)を書き、公開前に見直す
  6. 公開後は検索結果での反応を見て、記事を直す

SEO記事とは、検索結果から読者を集めることを目的に、検索した人の疑問に答える記事のことです。Google検索の順位を決める仕組みは、人の役に立つことを目的に作られた信頼できる情報を、検索結果の上位に表示するように設計されています。

Web集客ブックを運営する株式会社メリルでは、記事の書き方を手順として決めて毎回同じ順番で書かないと、記事の品質がばらつくと考えています。

検索結果のトップに必ず表示される秘訣はありません。SEO記事の書き方の土台は、どの手順でも検索した人の役に立つかどうかを基準に判断することです。

手順1・2:書く前に対策キーワード・読者像・検索意図・ゴールを決める

手順1・2で書く前に決める4つのこと。対策キーワードは1つに絞る、読者像は立場・知識・状況まで書き出す、検索意図は予測候補・検索結果・読者像から読み解く、記事のゴールは本当のゴールから逆算する

SEO記事の準備では、誰が何を知りたくて検索しているのかを、書き始める前に言葉にしておきます。書く前に済ませる準備は、以下の4つです。

  • 対策キーワードを1つに決める
  • 読者像を具体的に決める
  • 検索意図を読み解く
  • 読者の本当のゴールから記事のゴールを決める

対策キーワードを1つに決める

1本の記事で狙う対策キーワードは1つに絞りましょう。知りたいことが違う2つ以上のキーワードを1本で狙うと、どのキーワードで検索した人にも浅くしか答えられなくなるためです。

キーワードを選ぶときの基準は、次の3点です。

  • 自社の商品やサービスと関係があるか
  • 月間の検索回数の目安はどれくらいか
  • 上位に並ぶ記事の運営元はどこか

キーワードが1か月に検索される回数の見積もりは、Google広告の「キーワード プランナー」で確認できます。2026年10月時点では、キーワード候補を探すなどの基本機能は、Google広告でお支払い情報を入力してアカウント設定を完了しないと使えません。

メリルでは、検索回数は大まかな数字でも、需要の有無と多さの見当がつけば足りると考えています。2つ以上の語を組み合わせた複合キーワードほど検索意図が絞られるため、記事を書きやすくなります。

読者像を具体的に決める

読者像(ペルソナ)は、記事を読む人の立場や知識、置かれている状況まで具体的に書き出して決めましょう。同じ対策キーワードでも、初めて担当になった人と経験のある人とでは、必要な説明の深さが変わるからです。読者像が決まると、どの用語に説明を添えるか、どこまで基礎から書くかを判断できます。

メリルでは、大まかな対象のままでは幅が広すぎて検索意図を想定できないと考えています。たとえば「30代の料理好きの主婦」は、読者像ではなく大まかな対象です。書き出す項目の例は、次の8つです。

  • 年齢
  • 性別
  • 職業
  • 趣味
  • 家族構成
  • 悩み
  • 夢
  • 暮らしぶり

実在する知り合いを読者像にすると、話し方や知識の量までわかるため考えやすくなります。

検索意図を読み解く

検索意図は、予測候補・検索結果・読者像の3つを手がかりに読み解けます。検索意図とは、キーワードを検索した人が知りたいことや、検索して実現したいことです。メリルでは、検索意図をSEO対策のすべての起点と考えています。

予測候補(検索窓に語句を入力すると表示される候補)には、実際に行われた検索が反映されています。ただし、検索する場所や過去の検索の影響も受けるため、検索の多い順の一覧ではありません。

検索結果では、1ページ目に並ぶ記事のタイトルと説明文から、どんな読者に向けた記事が多いかという方向性をつかみます。商品やサービスの提供元のページは、記事の内容とは別の理由で上位にいる場合があるため、除いて見るのが基本です。上位記事の中身は、構成案を作り終えてから読み込みましょう。

読者像からは、読者が検索した理由や背景を考えることで、キーワードに表れていない知りたいことに気づけます。メリルの代表(なかじ)は2020年の動画で、自分は読者像から検索意図を考えることが最も多いと話しています。構成案を作るときは、読み解いた検索意図を「読み終えた人が何をわかれば満足するか」の1文にまとめ、判断の基準にしましょう。

読者の本当のゴールから記事のゴールを決める

記事のゴールは、検索した人が最終的に実現したいこと(本当のゴール)から逆算して決めましょう。メリルでは「薄毛 原因」で検索する人の本当の目的を、原因を知ることではなく髪を増やすことだと考えています。原因だけを書いた記事では、読み終えた人が解消方法を調べ直すことになるため、解消方法まで書く必要があります。

記事のゴールとして決める項目は、読み終えた人ができるようになることと、次に取る行動の2つです。「SEO記事 書き方」であれば、できるようになることは「準備から公開後の改善までを1人で進められる」、次に取る行動は「次に書く記事の対策キーワードを1つ決める」のように書きます。

ゴールを言葉にしておけば、書き終えた後に「読み終えた人が目的を果たせるか」を基準に記事を見直せます。

手順3:タイトルを先に決めてから構成案を作る

手順3の構成案の作り方で押さえる5つの点。タイトルを本文より先に決める、知りたい答えを前半に置く、見出しは内容を要約して書く、見出しごとに内容と情報源を書く、構成案の後に上位記事と見比べる

構成案は、記事のタイトルと見出しの並び、各見出しで書く内容をまとめた設計図です。構成案を作るときは、次の5つの点を押さえます。

  • 記事のタイトルを本文より先に決める
  • 検索意図に答える見出しを記事の前半に置く
  • 見出しは内容を要約する言葉で書く
  • 見出しごとに書く内容と情報源を書き出す
  • 構成案ができたら上位記事と見比べる

記事のタイトルを本文より先に決める

記事のタイトルは、本文を書き始める前に決めておきましょう。タイトルが決まっていれば記事で何を書くかがぶれにくく、書いている間も言い回しを磨けるからです。

タイトルの基本は、記事を読むと何がわかるかを具体的かつ簡潔に表すことです。メリルでは、タイトルは32〜40字を目安にし、数字を入れて情報のない言葉を削るのがよいと考えています。ライターに記事を依頼するときも、最低限タイトルは依頼する側から出してきました。

タイトルを付けるときに確認する点は、以下のとおりです。

  • 対策キーワードを含んでいるか
  • 記事の内容を正確に表しているか
  • 内容を誇張する言葉や読者に強いショックを与える言葉を使っていないか
  • サイト内の他の記事とタイトルが重なっていないか

検索結果では長いタイトルが途中までしか表示されない場合があるため、対策キーワードはタイトルの前半に置きましょう。

検索意図に答える見出しを記事の前半に置く

検索した人が最も知りたい答えは、記事の前半の見出しで示しましょう。メリルでは、後ろにある内容ほど読まれる可能性が低くなるため、読者が知りたいことはなるべく最初に置くのがよいと考えています。

手順を知りたい人が検索する「SEO記事 書き方」では手順の見出しを、意味を知りたい人が検索する「SEOとは」では定義の見出しを先頭に置きます。

見出しの順番の基本は、検索した人が疑問を持つ順番です。手順の記事なら作業の順に、比較の記事なら選ぶときに確認する順に並べると、読者は上から読むだけで理解を進められます。

見出しは内容を要約する言葉で書く

各見出しは、本文の内容を要約した言葉で書きましょう。メリルでは、見出しには結論まで入れるのがよいと考えています。見出しだけを拾い読みする読者にとっては「SEOとは」より「SEOとは検索エンジン最適化のこと」のほうが親切です。

同じ階層の見出しには、同じ種類の項目だけを並べるのが原則です。種類の違う内容は、別の見出しを立てるか、関連する記事に分けてリンクでつなぎましょう。対策キーワードは主要な見出しに入れますが、すべての見出しに同じ言葉を付けると読みにくくなります。

見出しの数や順序に、検索順位を上げるための正解はありません。ただし、大きな区切り(h2)の下に細かい区切り(h3)を置く順番を守ると、画面の読み上げ機能を使う読者にも記事の構造が伝わります。

見出しごとに書く内容と情報源を書き出す

構成案には、見出しの並びだけでなく、各見出しで書く内容まで書き出しましょう。見出しごとの内容が決まっていれば、執筆を別の人に任せる場合も、原稿を構成案と照らし合わせて確認できます。メリルでは、見出しが決まるまで本文は一切書かず、見出しの中身もまず箇条書きにしてから文章に肉付けしてきました。

見出しごとに書き出す項目は、次のとおりです。

  • 見出しで伝える結論
  • 結論を支える理由や具体例
  • 使う情報源のページ名とURL
  • 自社の事例やデータなど独自の情報

構成案の段階で社内の担当者や監修者に見てもらうと、書き上げた後の大きな手戻りを防げます。

» オウンドメディアの外注は丸投げしない!任せる範囲の決め方と料金の実例3社

構成案ができたら上位記事と見比べる

上位記事は、構成案を作り終えてから開き、自分の構成案と見比べましょう。メリルでは、先に上位記事を見ると構成が似てしまい、本当に必要な内容を見落とすと考えています。見比べるときに書き出す項目は、次のとおりです。

  • 見出しの並び順
  • 複数の記事に共通する論点
  • どの記事にもない情報
  • 記事の運営元と更新日

複数の記事に共通する論点で自分の構成案にないものは、検索した人の多くが求めている内容と考えられるため、構成案に足します。どの記事にも書かれていない論点は、独自の情報を足す候補です。

独自の内容を足さずに上位記事の文章を転載したり、語句を類義語に置き換えただけで載せたりする行為はスパム(検索順位の不正な操作)に当たり、検索結果で順位が下がる原因になります。上位記事は論点を洗い出す材料として使い、文章は自分の言葉で書きましょう。

手順4:本文は結論から書き、独自の情報と一次情報で裏付ける

手順4の本文を書くときの6つのコツ。リード文は共感から結論まで、見出しの最初の文で結論を書く、文を短くして専門用語には説明を添える、独自の情報を入れる、事実と数字は一次情報で確認、キーワードの詰め込みと文字数の水増しをしない

構成案ができたら、リード文と見出しごとの本文を書き進めます。本文を書くときのコツは、以下の6つです。

  • リード文は共感から結論までの順で書く
  • 各見出しの最初の文で結論を書く
  • 文を短くして専門用語には説明を添える
  • 自社の経験やデータなど独自の情報を入れる
  • 事実と数字は一次情報で確認する
  • キーワードの詰め込みと文字数の水増しをしない

リード文は共感から結論までの順で書く

リード文(記事の冒頭の文章)は、次の6つの要素を順番に書きましょう。

  1. 読者の共感を得る
  2. 問題を提起する
  3. 実績を示す(記事のテーマに関係する実績がある場合)
  4. 記事の内容を1文で伝える
  5. 記事を読むメリットを伝える
  6. 記事の結論を書く

メリルでは、6つの要素を順番どおりに書けば、文章に自信がない人でも一定の水準のリード文になると考えています。リード文の長さは、500字以内が目安です。

株式会社メリルが運営するWebライタースクールのWWSでは、YouTubeチャンネル『Webライタースクール「WWS」by ウェブ職TV』で、リード文のテンプレートを動画で解説しています。

挨拶や記事の説明だけのリード文では、タイトルを見て来た読者がすでに知っていることしか伝わりません。リード文の最後に結論を置いておけば、結論だけを知りたい読者も要点をつかめます。

各見出しの最初の文で結論を書く

見出しの直後の1文目には、見出しで伝えたい結論を書きましょう。結論が先にあると、答えを探しながら読む読者は続きを読むかどうかをすぐに判断できるからです。メリルでは、Webの文章は結論を先に書いてから理由を説明するのが大原則だと考えています。

PREP法は、結論の後に理由と具体例を続け、最後に結論をもう一度示す書き方です。たとえば「対策キーワードを1つに決める」の見出しなら、1文目は「1本の記事で狙う対策キーワードは1つに絞りましょう」です。2文目に理由(知りたいことが違うキーワードを1本で狙うと答えが浅くなる)を書き、3文目に具体例を足せば、読者は1文目だけで要点をつかめます。

結論を先に置く形は、書き手にとっても各見出しで言うべきことを見失わないための目印になります。

文を短くして専門用語には説明を添える

SEO記事の文章は、検索から来た読者が一度読んだだけで意味を取れるように書きましょう。文が長く主語と述語が離れていると、読者は文の頭に戻って読み直すことになります。メリルでは、ほとんどの読者は記事を読み飛ばすため、読み飛ばしても理解できる書き方が必要だと考えています。

読みやすい文章にするために守る基本は、次の5つです。

  • 1つの文には1つの内容だけを書く
  • 主語と述語の間に長い修飾を挟まない
  • 専門用語は初めて出たときに意味を添える
  • 同じものを指す用語は、最後まで同じ言葉で書く
  • 3つ以上並ぶ情報は箇条書きや表にまとめる

長い文章は段落に分け、見出しを付けて全体を見通せるようにしましょう。

自社の経験やデータなど独自の情報を入れる

SEO記事には、上位記事にはない独自の情報を入れましょう。他の記事の内容を書き換えただけの記事には、読者がわざわざ読む理由がないためです。メリルでは、上位記事が答えている内容を押さえたうえで、読者のためになる情報を足すのが基本だと考えています。

企業のSEO記事に入れやすい独自の情報は、以下のとおりです。

  • 自社で実際に試した手順と結果
  • 顧客から寄せられた質問と回答
  • 社内の担当者や専門家への取材
  • 自社で集計したデータ

商品やサービスを実際に使った経験や現場で得た深い知識が伝わるかどうかも、役に立つ記事かを見直す観点の1つです。他の記事を参考にした場合も、単なる書き換えで終わらせず、自社ならではの情報で価値を足しましょう。

» インタビュー記事の書き方7つの手順|聞いた順ではなく読者が知りたい順に書く

事実と数字は一次情報で確認する

記事に書く数字・制度・手順などの事実は、一次情報で確認してから書きましょう。まとめ記事などから書き写した情報は、書き写される間に数字が変わっていたり、情報が古くなっていたりしても気づきにくいためです。

一次情報とは、数字や制度などを最初に発表した当事者が自ら公開している情報のことです。統計や制度なら官公庁、調査結果なら調査をした団体、料金や仕様ならサービスの提供元のページが当たります。

健康やお金、安全に関わるテーマは検索結果で専門性や信頼性が特に重視されるため、分野に詳しい専門家に執筆や内容の確認を依頼してください。

キーワードの詰め込みと文字数の水増しをしない

対策キーワードを不自然に何度も繰り返したり、文字数を増やすために同じ話を書き足したりするのはやめましょう。キーワードを詰め込む行為はスパムとして扱われ、検索結果で順位が下がったり表示されなくなったりすることがあります。Google検索には、優先される文字数の決まりもありません。

メリルでは、読者8・検索エンジン2くらいの意識で記事を書き、迷ったときは読者にとって読みやすく役に立つ方を選ぶのがよいと考えています。記事の長さは、検索した人の疑問に答え切った結果として決まるものです。

対策キーワードを何度も入れるより、説明の言葉に自然なバリエーションを持たせるほうが、さまざまな検索語句で記事が表示される機会は増えます。説明の言葉は言い換えてかまいませんが、同じものを指す「対策キーワード」のような用語は最後まで同じ言葉で書きましょう。

手順5・6:公開前に見直し、公開後は数字を見て直す

手順5・6の公開前後の4つの作業。meta descriptionで記事の要点を短く伝える、公開前に事実・表記・リンク・著者情報を見直す、公開後は表示回数とクリック数を見る、リライトでは原因に合った箇所を直す

SEO記事は、公開した時点で完成ではありません。公開後に検索結果での反応を見てリライト(公開済みの記事の書き直し)を重ねると、記事は検索した人の疑問により近づきます。公開前後の作業は、次の4つです。

  • meta descriptionで記事の要点を短く伝える
  • 公開前に事実・表記・リンク・著者情報を見直す
  • 公開後は検索結果での表示回数とクリック数を確認する
  • 反応が弱い記事は原因に合わせてリライトする

meta descriptionで記事の要点を短く伝える

meta descriptionには、記事の要点を1〜2文で要約し、検索した人に記事を開く理由が伝わる文を書きましょう。meta descriptionは、検索結果でタイトルの下に表示される説明文に使われることがあります。

説明文は主に本文から自動で作られ、meta descriptionは本文から取った文より記事の内容を正確に表している場合に説明文として使われます。meta descriptionの長さに決まりはありません。ただし、説明文は画面の幅に合わせて途中で切られることがあるため、伝えたい要点は前半に書きましょう。

Google 検索セントラルの「検索結果のスニペットを管理する」の「スニペットの生成プロセス」の節。スニペットは主にページのコンテンツから作成され、メタ ディスクリプションのほうがページを正確に説明できる場合はその情報が使われることもあると書かれている

出典:「検索結果のスニペットを管理する」(Google 検索セントラル)(https://developers.google.com/search/docs/appearance/snippet?hl=ja#how-snippet-created)の一部を切り取って掲載(2026年10月30日の画面)。ページの文章はクリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 ライセンス(https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/deed.ja)で提供されています。Google は Google LLC の商標です。Web集客ブックは、Google が推奨・提携しているものではありません。

株式会社メリルが運営するSEOの情報メディア『アフィリノオト』では、タイトルに入れきれなかったキーワードや読むメリットをmeta descriptionに入れる書き方を解説しています。

meta descriptionを書くときの注意点は、次の3つです。

  • 記事ごとに違う説明を書く
  • キーワードを羅列しない
  • 記事に書いていない内容を入れない

対策キーワードを自然な文の中に含めておくと、検索した人が自分の探している記事かどうかを判断しやすくなります。

公開前に事実・表記・リンク・著者情報を見直す

書き上げた記事は、公開する前に事実と表記をもう一度見直しましょう。公開前に確認する項目は、以下のとおりです。

  • 数字・固有名詞・日付が情報源と一致しているか
  • 誤字脱字や表記ゆれがないか
  • タイトル・見出し・本文の内容が食い違っていないか
  • 関連する自社の記事へのリンクを、リンク先の内容がわかる言葉で張っているか
  • 書いた人や確認した人の情報を示しているか

リンクは、読者と検索エンジンをサイト内の関連するページへつなぐ役割を持ちます。

書いた人の情報を示すときに、経歴や資格を偽って専門家が書いたように見せるのは逆効果です。

生成AIは事実を調べて書くのではなく、もっともらしい言葉の並びを予測して文章を作ります。誤った情報が混ざることがあるため、生成AIで作った文章も公開前の事実の確認を省けません。読者にとっての価値を足さずに生成AIで大量のページを作る行為は、スパムとして扱われることがあります。

メリルでは、生成AIに記事を丸投げせず、AIが書いた文も人が確かめて採否を判断するのがよいと考えています。タイトルやmeta descriptionのように検索結果に表示される部分も、公開前の確認に含めてください。

生成AIを使った記事作成の進め方は、以下の記事で詳しく解説しています。

» AI記事作成は丸投げしない!構成と判断は人、下書きと点検はAIに任せる6手順

公開後は検索結果での表示回数とクリック数を確認する

公開した記事の検索結果での数字は、Googleがサイト運営者向けに提供している分析ツール「Google Search Console」で確認しましょう。検索パフォーマンス レポートでは、記事(ページ)ごと・検索語句(クエリ)ごとに数字を確認できます。

主な数字は、次の4つです。

  • 表示回数(インプレッション数):検索結果に記事が表示された回数
  • クリック数:検索結果から記事が開かれた回数
  • クリック率(CTR):クリック数を表示回数で割った割合
  • 平均掲載順位:検索結果で記事が表示された位置の平均

Google Search Console の「検索パフォーマンス」の画面。期間を「3 か月」にして、合計クリック数・合計表示回数・平均 CTR・平均掲載順位の4つの数字と、日ごとの推移のグラフを出している

出典:Google Search Console の「検索パフォーマンス」の画面(株式会社メリルが運営する WWS のサイト(https://wwstd.jp/)のプロパティ。期間は過去3か月。2026年10月30日の画面)。Google および Google Search Console は Google LLC の商標です。Web集客ブックは、Google が推奨・提携しているものではありません。

記事が表示されている検索語句も調べて、狙った対策キーワードとずれていないかを見ましょう。

記事の公開やリライトが検索結果に反映されるまでには、数時間で済む場合もあれば数か月かかる場合もあります。効果の判断は、数週間待ってから行うのが目安です。メリルでは、検索順位が大きく動いている間は記事を直さず、順位が落ち着いてから見直してきました。

反応が弱い記事は原因に合わせてリライトする

数字を見て反応が弱い記事は、原因に合った箇所をリライトしましょう。メリルでは、一度で品質の高い記事を書くのは初心者から上級者まで難しく、時間をおくと自分の記事を客観的に見直せると考えています。一方で、記事を直すこと自体には順位を上げる効果がないとも考えていて、改善点が見つからない記事を無理にリライトすることはおすすめしません。

記事の状態ごとに見直す箇所は、以下の表のとおりです。

記事の状態 考えられる原因 見直す箇所
掲載順位が高く表示回数も多いのに、クリック率が低い タイトルや説明文が検索した人の知りたい内容と合っていない タイトルとmeta description
掲載順位が低いまま上がらない 検索意図とのずれや上位記事と比べた情報の不足 見出しの並びと本文
対策キーワードでは表示されず、関係の薄い検索語句で表示されている 記事の主題が対策キーワードからずれている 見出しと本文の主題
公開から時間がたち、表示回数やクリック数が減ってきた 制度や料金などの情報が古くなっている 古い情報の更新と不要な記述の削除

タイトルを書き換えた場合は、検索結果の表示に反映されるまでに数日から数週間かかることがあります。掲載順位が下がった記事は、どの検索語句で順位が下がったかを調べると原因を絞り込めます。内容を変えずに公開日だけを新しくしても、記事の価値は上がりません。

SEO記事は検索意図を起点にした書き方で仕上げ、公開後も反応を見て直しましょう

SEO記事の書き方の要点。書く前に検索意図を読み解く、タイトルを先に決めて答えは前半に置く、上位記事と見比べて論点を足す、リード文と見出しで結論を示す、公開後は数字を見てリライトする

SEO記事の書き方の要点は、以下のとおりです。

  • 書く前に対策キーワードと読者像を決め、検索意図を読み解く
  • タイトルを先に決め、検索意図に答える見出しを前半に置く
  • 構成案ができてから上位記事と見比べ、足りない論点を足す
  • リード文と各見出しの最初の文で結論を示す
  • 公開後は検索結果での数字を見てリライトする

準備から公開後の改善までを毎回同じ手順で進めれば、検索から読まれる記事を自分の手で作り、育てていけます。

まずは、次に書く記事の対策キーワードを1つ決め、読者像を書き出すところから始めましょう。

参考にしたページ